まんまる育児をやったけど出来なかったママ・パパ、再チャレンジしてみませんか?
まんまる育児、知っているし良さもわかっている、でも出来なかった。。うちの子には向いていなかった、泣き過ぎて辛かった、何が良いのか分からなかった。。。そんなお話もよく伺います。
でも共通していることは「できるならやってみたい!」
まんまる育児での赤ちゃんの発達の良さ、穏やかさ、その後の姿勢、歯並び、運動神経にまで影響があるなら、ぜひ取り入れたいですよね♪
一度チャレンジしたけど挫折したパパママへ、8つの原因を考えてみました。原因がわかればそれを解決するだけです!
まんまる育児が出来なかった、挫折した理由
ニコベビーにいらっしゃるお客様から伺ったまんまる育児を辞めた、出来なかったお話の内容で多かったのは
- 赤ちゃんが余計に泣くから良さがわからない
- 寝ると聞いて始めたのに余計に寝なくなった
- まるく抱っこしているのに反り返る
- スリングで抱っこするとギャン泣きする
- うちの子は縦抱っこの方が好き!
- 周りから「かわいそう」と言われて続けられなくなった
- 先生に習った時には出来たのにお家では上手にできない
- 情報が多すぎて何が正しいのか分からなくなった
うんうん。そうだよね。
良いと聞いたから始めたのにいつも以上にギャン泣きしたら怖くなるし、周りから批判されたらやっぱり辛い。そしていつもの抱っこに戻した方が赤ちゃんが落ち着く。となれば、辞めたくなってしまいます。
だからって諦めたらもったいない!私のような辛い体に成長しないようにできる今だからこそ!そこはママとパパに少し頑張ってもらいたいのです。
なのでひとつずつ、私なりに考え付いた原因と対策方法をお伝えします。
1.赤ちゃんが余計に泣くから良さがわからない
このセリフを言うパパママのほとんどの方は、たいてい「自己流」の方が多いです。
本を読んで、動画を見て、まんまる育児をしている先輩ママのブログを読んで、など。
本を読んだり動画を見たりしただけで上手にできる方ももちろんいらっしゃいます。そして上手にできた方はニコベビーまで来店される必要もあまりないと考えるでしょう。なので「自己流」で上手くいかなかった方がニコベビーへいらっしゃいます。
人には得意不得意があるのは当たり前です。
例えば、料理が得意な人は本やテレビを見ただけで同じように美味しく作れるし、もっとプロ級の人なら食べただけで再現出来てしまう。でも、料理が苦手な人は、本を読んだのに、テレビを見て同じように作ったのに、なぜか美味しくない。。ってこともあります。
まんまる育児も同じ。
見ただけで上手にできるママパパもいるけど、それだけではやっぱり難しい。やっている「つもり」であって、赤ちゃんが余計に泣くということは上手に出来ていないことも考えられます。
実際に私たちがまるく抱っこすると、一瞬で泣きやむ赤ちゃんがいっぱいです。
ちょっとしたコツ、ポイントを抑えて改善点を見つければ、今まで赤ちゃんが泣いていた理由が簡単にわかります!赤ちゃんの時だからこそ出来ることがいっぱいです。出来ないと諦めたり挫折したりする前に、「まんまる育児」「まるまる育児」「べびぃケア」などを教えてくれるプロの方にぜひ頼ってみてください!きっと育児が今までよりももっとラクで楽しくなりますよ☆
2.寝ると聞いて始めたのに余計に寝なくなった
寝なくなった赤ちゃんの寝床は快適ですか?あなたは一晩、寝返りもうたずにそのお布団でぐっすり気持ちよく熟睡できそうですか?
原因1 平らなお布団のまま
せっかく まんまる抱っこをしているのに、寝床だけはなぜかまっ平らの硬いマットレスを使い続けている方もいますが、それじゃ無理!!寝る場所も快適で丸い姿勢が保てるお布団に替えてあげましょう。
原因2 ガタガタしわしわのまんまる寝床
赤ちゃんはシーツがクシャっとしていても自分でシワを伸ばすことが出来ません。クシャクシャだと気持ち悪いですよね。
そしてちょっとした段差なども気持ちが悪いです。段差や縫い目がきついお布団で寝続けた赤ちゃんは、なんと体にもその段差の影響が出てしまっていることもあります。赤ちゃんの体でどんな寝具に寝ているかすら分かってしまうこともあります。
まるく寝かせることだけにこだわり過ぎて、赤ちゃんの気持ちよいCカーブを無視している丸さなこともあります。
赤ちゃんの寝具こそ、真剣に考えてあげましょう。「寝る子は育つ」です。
原因3 心配し過ぎる、見すぎる
これはニコベビーでよくおこることなのですが、赤ちゃんが勝手にベビーふとんSuGuNeでスヤスヤと寝ていることがあります。お家では一度もそんなことがない!とご家族みんなで、気持ちよさそうにネンネしている赤ちゃんの寝顔をうっとり&ビックリしてジーット見ています。
もし、自分だったら!?
寝ている時に大人が上からジーッとずーっと見ていたら、怖いですよね。気配を感じますよね。赤ちゃんは空気を読むとか気配を感じるとか、敏感な子が多いです。その熱い視線や心配な気持ちがズキズキと刺さってきてリラックスできないんです。
赤ちゃんがスヤスヤ寝ている時は、気にせずに大人もリラックスしてましょう!
原因4 寝られない原因を大人が作っている
赤ちゃんって体をケアして、寝る準備をして、快適なお布団と環境を整えてあげれば勝手に一人で寝られます。一人で寝る力を持っています。なのに周りの大人たちが良かれと思っていしている習慣、それが赤ちゃんの睡眠にとって邪魔になっていることもあるんです。原因3もその1つです。
それから抱っこでの寝かしつけ。寝てからお布団におろしたら、、、
寝付いた場所と目を覚ました場所が違うなんて、もし自分だったらパニックになりませんか?赤ちゃんも同じ。出来るだけ寝付くときと目覚めた時の場所が同じ方が安心です。
他にもいろいろとあるので、私はネンネトレーニングがおすすめ!セミナーを受けてみてもいいし、本もいろいろとでているので、妊婦さんで時間がある人はぜひ読んでみて欲しいです。
3.まるく抱っこしているのに反り返る
これにもいろいろと原因があるのですが、
原因1 正しいまんまる抱っこではない
赤ちゃんの両腕は胸の前にありますか?赤ちゃんの体にねじれや歪みはありませんか?赤ちゃんの体の向きは真上を向いていますか?
赤ちゃんの体をボールを包み込むように、赤ちゃんの体と自分の腕との隙間がないようにピターっと抱っこが出来ていれば反り返りが少なくなります。
「この子、いつも腕が落ちちゃうんです」←これは抱っこしている人が原因。赤ちゃんは腕を落としたくてあなたの脇の下から腕を下ろしているわけではありません。あなたの脇の下に隙間があるから重力にまけて落ちちゃっただけです。隙間なくピターっと抱っこできるように練習してみましょう!
原因2 産後で体がガタガタだから
産後ってどんな出産をしていても、骨盤が開いてゆるゆるになります。さらに出産って大きな手術を受けた時と同じくらいのダメージを受けているとも言われます。なのに産後は細切れの睡眠に毎日何回も授乳して、今までやったことないのに3kgの物体(赤ちゃん)を常に抱えてて。
そんなダメージを受けまくった産後の体。赤ちゃんを上手に抱っこするなんて至難の業。
なので、周りで一番体幹がしっかりしている人や、普段から体を動かしている人、出来ればまんまる抱っこを上手にできる人に抱っこしてもらってみてください。きっとすんなりと赤ちゃんは落ち着くはず。
それだけ抱っこする人の体って大切なんです。
だからママは無理せず、まずは自分の身体を大切にいたわってあげてください。そして出来るようになったらケアを受けたり少しずつ体を動かして整えたり鍛えたりしてみてください。自分を大切にすればするほど、赤ちゃんの抱っこも上手になっていきます。
4.スリングで抱っこするとギャン泣きする
原因1 ピタッとフィットしていなくて怖い
スリングといってもいろいろなタイプのスリングがあります。まんまる育児をするならぜひリングがついているスリングを使ってみてください。
リングありのスリングで、赤ちゃんの体に布がピターっとくっつくように調整します。自分が苦しくない程度にピッタリと。
そうしてふわふわ~っと優しくスクワットするように上下に揺れたり、バランスボールに座ってふわふわしたり、お散歩に行ったりしている間に赤ちゃんは落ち着いて、体がふわふわと丸くなってくるでしょう。そうしたらまた布の余りがないようにピターっと調整してあげましょう。
原因2 体がコリ固まっていた
縦抱っこの時間が長かった赤ちゃん、反り返りや向き癖が強い赤ちゃん、さらにはお腹の中で丸くなれていなかった赤ちゃんはスリングで丸い姿勢に慣れるまで時間がかかることがあります。
痛みやしびれが体に感じていた時は泣いていた時期があったかもしれません。でもそれを超えると今度は「麻痺」してしまって泣かなくなっているということも考えられます。
麻痺してしまった場合、麻痺→しびれ→痛みと戻っていくので、激しく泣いてしまうこともあります。
そんな時にはベビーマッサージをしてみたり、とりあえず泣いてもスリングで抱っこしてユラユラ上下に優しく揺れて頭~首~背中~お尻と背面を優しくナデナデ。だんだんと体がふわふわになって表情も落ち着いてきますよ。
5.うちの子は縦抱っこの方が好き!
もうこれはちょっと強めに言っちゃう!
「あなた(←過去のわたし)のヘタクソな横抱っこよりも縦抱っこの方がマシだから!」
「うちの子は」とか「この子は」って赤ちゃんのせいにしないでほしい!たいていの原因は周りのお世話をしている大人にあります。だからこそ!改善出来ることがいっぱいあるんです!!チャンスなんです!!!
ちょっと長いけど、上の1~4も読んで参考になる事は取り入れてみて欲しいです。今のその縦抱っこが、もしかしたら我が子の将来の体の不調とか歯並びとか呼吸のしにくさとか、姿勢のこととか、運動神経とか、手先の器用さとか、、、そんなことに影響しているかもしれない。赤ちゃんの今しかできないこと、今だから出来ることがいっぱいあります!
6.周りから「かわいそう」と言われて続けられなくなった
ほんとにね、これが一番かわいそう!
外野がとやかくいろいろと言わないで!!って思います。「私の時代は~」なんて話しだしたらもう嫌になっちゃう!なんせ産後のママはただでさえナーバスになってるんだから。
育児って時代によって流行り廃りがあって、私たち昭和世代は綿布団で寝るのが当たり前。でも昭和~平成の赤ちゃんはうつぶせ寝が流行り、2~3年後には危険だからって硬いマットレスで仰向けが当たり前。時代によっていろいろと違うんだよ。変わっていくこともあるんだよ。
だからニコベビーでは「ネンネと抱っこの個別レッスン」にはおじいちゃんおばあちゃんも、専属のベビーシッターさんも一緒に来てもらってOKにしてます。実際に赤ちゃんの顔色や表情が変わっていくところを見てもらえればわかってもらいやすい!あれこれと説明するよりも百聞は一見に如かずです。
同居している家族だったら特に!一緒に体験してもらって変化を感じてもらいましょう♪
7.先生に習った時には出来たのにお家では上手にできない
一回習っただけでもし、まんまる抱っこもスリングもおひなまきも出来ちゃったら天才!でもそんな人はなかなかいないかも。
初めてやることなんだから、習い事と同じ、何度も練習して、何回も先生に教わってください。産後は特に十分な睡眠が取れなくて記憶力も普段よりなくなっちゃってるから、何回も繰り返すことが大切。
また、赤ちゃんはこの1年でどんどん成長します。人間が生まれて一番急成長する1年です。だから1か月でも出来ることはどんどん変化していきます。それに合わせた体操や遊び、それからプロだからこそ気づける発達のつまづきなどもチェックしてもらうことが大切です。
「ケアは高いから無理」!?→ いいえ!!!
将来子どもを塾に通わすのなら、その月謝の半年分でもいいから前倒しにして赤ちゃんのケアにつぎ込んだ方がよっぽど価値があります!
そして何より大切なのは、楽しんでやってみましょう♪
もし次の子が生まれた時には、まんまる育児がカンタンで楽しくて、2人目3人目なのに1人目の時より心にも体にもゆとりが持てるはずです。
8.情報が多すぎて何が正しいのか分からなくなった
今の時代、情報が溢れすぎてて取捨選択をする方が難しいくらいです。
先輩ママにはまんまる育児が良いって聞いていたけど、周りを見ればみんな縦抱っこが当たり前だし、出産した病院でだって助産師さんが赤ちゃんを縦抱っこしていたし。まんまる育児をしていない人からは「そんなの関係ないよ」とか逆に「苦しそうだよ、かわいそうだよ」なんて言われることも。
ただ、私から伝えたいのはあなたの「直感」を信じて欲しい!
産後って動物的な直感が働いているような気がしていて、いいな、やってみたい!って気持ちを大切にしてほしいんです。
逆に嫌だな、なんか違うな、と感じたことはスルーすればいい。もちろん、まんまる育児だってイヤな気持がするならやらなくていい!もしかしたら同じ情報でも時間がたった時にすんなり受け入れられるかもしれない。
そうやって選んでいくと、結果としてやりたいことは出来るし、後悔することも少ないと思います。誰かにこう言われたから、で選んだ方法でもし満足しなかったら?後悔しちゃいそうでしょ?自分で自分の道を選んでいくのです。
まんまる育児をやる or やらない?
はっきりいって、育児の「正しい・間違え」は、今の時点ではわからないことが多いと思います。ある程度の人数がある程度育ってからどんな影響があったのかがわかるわけで、ある意味、育児って最大の実験だと思ったこともあります。
例えば縦抱っこ、今の中学2~3年生の子が赤ちゃんだったころから爆発的に流行ったことで、新生児から縦抱っこで育った子が増え、学校の先生や保育士、保健師、歯科医などの方たちからも赤ちゃんの姿勢の大切さに気付き始めたのです。
自分の思い通りに子どもを育てられるのは我が子だけです。いつか孫が生まれても、ママパパとしてではなく、おじいちゃんおばあちゃんとしての関係です。
私は3人目の時にはなんとなくまんまる育児を聞いていました。でも周りで見たことないし、怪しいと思ってスルー。4人目で知っている事、出来ることはチャレンジしてみよう!と取り入れたまんまる育児がとにかく目から鱗の連続で楽しくて、今の仕事に至ります。
分かったことは、1人目は自然とまんまる育児をたぶん、本能的にしていました。2人目3人目は情報に踊らされてスリングだけど縦抱っこをしていました。4人目は自分で選んだまんまる育児。今ほど完ぺきではないけど、それでも楽しかったし我が子で経験が出来たことが、みんなに知ってほしい!伝えたい!という原動力になっています。
まんまる育児をやってみたい!再チャレンジした!
もし、もう一度まんまる育児をしてみよう!と思ったら、出来るだけ早く!!お近くの、もしくは気になるところの「べびぃケア」「まんまる育児」「まるまる育児」を教えてくれるサロンや先生のところでまずはしっかりと指導を受けるのが一番の近道です。
とにかく早ければ早いほど、若ければ若いほど、低月齢なほど改善しやすい!
ニコベビーでは「ネンネと抱っこの個別レッスン」でお伝えしています。