まんまる育児で一番大切なこと
ママの体が一番大切!
まんまる抱っこをしてみて、赤ちゃんが落ち着かない、突っ張って反り返るってことはありませんか?
先生が抱っこした時には赤ちゃんはリラックスしてまんまるになったのに、お家に帰ってきていざやってみたら上手くいかないのはなんで?
パパが抱っこすると落ち着くのに私が抱っこしたら泣いちゃうのはどうして?
それは今、あなたの体が辛いから!
出産は命をかけた大仕事です。
大きな手術を受けた時と同じくらいのダメージを受けているとも言われます。
そんな大仕事を成し遂げた後の体なのだから、3~4kgの物体を持ち上げて持ち続けるって考えただけで大変ですよね。
でもなぜか、出産後には3~4kgの赤ちゃんを抱き上げて抱っこすることが日常になるんだから本当に大変。
そしてどんな出産をしても、骨盤はホルモンの影響で緩みます。
体の要である骨盤がゆるゆるの状態では上手に立つことが出来ずフラフラしてしまいます。
腹筋にも力を入れにくいので、自分自身の体を支える事が難しい状態。
そのフラフラの状態で抱っこすると、赤ちゃんも不安になって落ち着けず緊張してしまうのです。
それだけ抱っこする人の体が赤ちゃんにも影響しています。
でも大丈夫!
抱っこが上手にできないのはあなただけではありません。
ママは出産という大きな大きな仕事を成し遂げた後なのだから、まずは自分の身体を大事にしてあげましょう。
そして出産して骨盤が緩んでいる時期だからこそ、体を整えるチャンスでもあるのです。
体が整えば心も穏やか
骨盤が緩んだ影響は、体だけではありません。
骨盤が緩んでいる時には気持ちもイライラしたりナーバスになったりしやすくなります。
訳も分からずイライラしていたり、泣き虫になっていたりしますよね。
生理前のイライラも同じですね。骨盤が緩んでます。
特に産後は、産後ブルーや産後ウツなんて言葉があるくらい、ホルモンや環境の変化が激しい時。
でも骨盤が整うと、心も落ち着いてきます。
なんでこんなにイライラしていたんだろう、何に悲しんでいたんだろう、ってスッキリすることも。
骨盤が整うと腰痛やぽっこりお腹の改善にもつながることがあります。
今までどんなダイエットをしてもなかなか効果が出なかった人でも、産後の骨盤が緩んでいる間にケアを受けたらヒップアップして体も引き締まってきたという方もいます。
産後は骨盤が緩んでいるから整えるチャンスでもあるんです!
産後6か月くらいまでが特に効果的と言われているので、せっかく出産したなら自分の身体も整えて、体も気持ちもスッキリさせちゃいましょう。
骨盤ケアをしましょう
妊娠中と産後約1か月の産褥期のケアができるのは、医師か助産師です。
今は産院で骨盤ケアを取り入れているところも少しずつ増えてきているので、妊婦検診の時に骨盤ケアも受けられるのはとっても理想ですね。
骨盤ケアを取り入れている助産院や開業している助産師さんのサロンなども増えています。
もし今べびぃケアを受けているなら赤ちゃんのケアを受けるだけでなく、ママの骨盤ケアも一緒に受けた方がより一層効果的です。
ママの体が整えば赤ちゃんの抱っこが上手になるので、それだけで赤ちゃんのケアになっちゃうから一石二鳥!三鳥!
通える範囲でサロンがいくつかあって選べるようなら、先生との相性を大切にするのがいいですよ。
信頼できる先生なら、今後の赤ちゃんの発達や育児のこと、次の妊娠の事、家族のことなども相談しやすいです。
もし通える範囲で骨盤ケアが見つからないようなら、産後1か月を過ぎれば相性のいい整体やカイロを受けるのもおすすめ。
整体やカイロも見つからないなら、ご自宅で産褥体操やヨガ、ストレッチ、スクワット、プランクポーズ、空中自転車こぎなどなど出来ることはたくさんあります。
ただ、体が疲れている時には自力で頑張る事ってとても難しい時なので、ちょこっと頑張って足を延ばすか出張してもらってプロの手でケアをしてもらうのがおすすめです。
出産で頑張って、慣れない育児で頑張っているんだから、まずは自分のことを一番にいたわってあげましょう。
出来れば妊娠中、妊娠前からのケアが大切
産後の骨盤ケアのことを書いてきましたが、出来れば妊娠中から骨盤ケアを受けてみてください。
妊娠中は整体やカイロよりも助産師さんが安心だと思います。
まんまる育児は実はお腹の中からはじまっています。
ふわふわで丸いあたたかいお腹でまんまるに育った赤ちゃんと、いつも張っていて冷えているお腹で育った赤ちゃんでは、スタートが全く違います。
産後から同じまんまる育児をしていても全く別物になります。
エコー写真があれば見てみましょう。
妊娠初期の子宮は丸い形をしていますか?ナスのような潰れた形ではないですか?
赤ちゃんの手足が確認できるようになったら、お手ては胸の前にありますか?
指が舐められるようになってますか?
足はひざを曲げて、体全体がふんわり丸い姿勢になれてますか?
お腹の中から丸く育った赤ちゃんは、生まれてからも無駄泣きが少なく、よく寝て良く飲む穏やかな赤ちゃんに育ちやすいです。
まんまる育児とは
赤ちゃんが落ち着く育児方法
赤ちゃんをお腹の中にいた時のような丸い姿勢で抱っこしたり授乳したりネンネさせたり。
丸い姿勢でさらに布で包まれることで、赤ちゃんは落ち着いてリラックスし、無駄泣きが激減します。