スリング dad こと岩本純一です。スリングのことならなんでもお任せください!
今回はスリングの選び方について書いていこうと思います。
あっきースリング愛が強すぎて内容が変わってしまいました。
生地とリングしかない材料で作るスリングはとても奥が深いのです。
生地の種類選び、織り方、リングの形状そして、生地とリングの相性で全くスリングの良さが変わります。
スリングを選ぶときにはメーカーの想いを知ることで自分と相性があうスリングが見つかるのではないでしょうか?
スリングの選び方
スリングにはリング有と無しの2種類があります。
リング有と無しとのちがい
この2種類のスリングの違いは装着後の違いになります。
装着した後にリング有の場合は調節ができますので自分好みの安定感を操作できます。
リング無しスリングがおススメの方
調節する必要がないため簡単に装着できる。
両手を離すと安定感は乏しいが腕への影響は少なくなるので腱鞘炎などで抱っこが出来ない方におすすめ。
出産前は出来ていたことが思い通りに体が動かない方におすすめ。
体力が回復してきたらリング有のスリングにすることでストレスがかからないようになると思います。
デメリット:ポーチの大きさが決まっているのでサイズ選びが必要!
リング有スリングをおススメの方
リングがあることでポーチの大きさが自由に調節ができるようになります。
密着することで体に感じる重みが変わりますのでストレスフリーになりたい方におすすめ。
赤ちゃんのラクな姿勢を考える方におすすめ。
デメリット:自由に調節することが出来るので使い慣れるまで練習が必要です。
まんまる育児をしたいなら
ニコベビーのまんまる育児では赤ちゃんの姿勢をとても大事に考えています。
調節ができないと赤ちゃんの姿勢に沿って密着出来ないのでリング有スリングが必要となります。
装着はその分練習が必要になりますが毎日使っていくと上手に使えるようになります。
まんまる育児を目的としてのブログになりますのでリング有スリングについて書き進めていきます。
まんまる育児に必要なスリング選びの2つのポイント
スリングはとてもシンプルに作ることが出来ます
あっきースリング以外にもたくさんのメーカー様や手作りスリングもあります。
まんまる育児で求められるスリングの性能は操作性です。
布の操作がとても大事になります。
「布を引いても動かない」
「緩めたいのに緩まない」
そんなスリングはまんまる育児には使えません。
そこであっきースリングを開発する時に大事にしたポイントは
布とリングの相性でした。
この2つの相性と自分との相性を試してみると自分に合うスリングが見つかると思います。
布選び
- 綿
- シルク
- 麻
- 化学繊維
布と言ってもたくさんのものがあります。
赤ちゃんは何にアレルギーがあるかもしくは発症する恐れもありますので綿にすることが常識と考えられています。
麻は赤ちゃんには刺激が強いと考えられています。
化学繊維は赤ちゃんの繊細な体には使わないと言われています。乾燥しやすかったり、吸湿性が低いのがそういわれる理由です。
シルクはとても高級なのが欠点ですが赤ちゃんにも良い布です。値段としてみると高級すぎて向いていません。
綿は赤ちゃんにとってとても良い素材です。
織り方の種類
- しじら織り
- 平織
- 綾織
- ジャガー
- その他
いろんな個性のある織り方が存在しています。
伝統的な織り方を入れたら数え切れません。
いろんな織り方を試しながら来ました。
織り方によりスリングの特徴が変わりますので手作りされる方は試してみると面白いと思います。
あっきースリングではしじら織りにしました。
理由が他の織り方は硬いので嫌いでした。
使いたては摩擦が多くかかり滑らず、使い込むと摩耗して滑りやすくなるのを感じたからです。
オリジナルの布を扱うメーカーはしじら織りを採用したのは同じような理由だと思います。
オープン当時は100種類以上の布を使ってきました。
現在はしじら織りのみの理由はそこにあります。
あっきースリングと他のスリングとの違い
スリングにとってとても大事なことは操作性とこだわりです。
- 布の質
- リングの質
この2つがあっきースリングのこだわりです。
布質への探求心!
布は全て糸からオリジナル
糸から特注品で織にもこだわっています布に仕上げています。
この布は強度は市販のものの2倍以上あるのに柔らかい布という矛盾した構造になっています。
当時のしじら織りは硬くてゴワゴワしたものだらけでした。
赤ちゃんにはふさわしくないと考えて開発して作ったのが当店の布です。
今では布屋さんでもしじら織りがとても柔らかくなっていますがその元祖なんです。
これは本当の話です。
あっきースリングの布はただ柔らかくしただけではないので比べて触ってみてください。
布の幅にも注意
あっきースリングの布幅は何度も試作を繰り返して決めました。
幅により操作性が変わるからです。
最高のポテンシャルを生み出すにはリングとの相性により決まります。
布幅についても明確に説明できるものでないとプロとは言えないと思っています。
布愛が強すぎ?
自分たちの目で見えないものは売りたくない!
布は日本製が当たり前です。
大切な赤ちゃんの肌に触れるものをどこで誰が作ったか分からないものを使う事は僕らには出来ませんでした。
布づくりのアドバイスも職人さんから聞かれてしまうこともありました。
ただの布オタクなのかも?
まとめ
布と言ってもたくさんの種類があります。
当店で大事にしていることは赤ちゃんの肌に触るものだという事です。
その為に安全で安心なものを提供するために行きついた先がオリジナル布でした。
たくさんのショップの中からスリングを選ぶときには作り手の背景や専門性等も考慮して選ぶことをおススメします。
真剣にスリングを考えるメーカーなら特徴や考え方などは明確に考えているものです。
もちろん生地の質も大切ですが作り手の質も一緒に選んでいくとより一層あなた好みのスリングに出会えるのではないでしょうか?
次回はスリングの選び方 リング編
それではまたお会いしましょう。