赤ちゃんのことならお任せください!

赤ちゃんに一番近い心を持った頑固なおじさんです。

赤ちゃん育児の、どうして?なんで?をズバッとお答えしています。

 

今回のテーマは、「パパ抱っこ」についてです。

父親になるのは大変

いつの間にか妻のお腹が大きくなり

あっという間に赤ちゃんが誕生。

 

ママのように体やホルモンの変化がないから

「今日からパパですよ」

って言われても器用にパパにはなれません。

 

あたふたするのが男です。

 

産後の抱っこはパパの仕事

しかし、赤ちゃんにとってパパの抱っこは最高の安らぎの場所になります。

特に生後1か月は抱っこはパパの役割と考えてください!

 

パパの体はどっしりと安定し、長い腕は余裕を持って赤ちゃんを包み込み、しっかりとした体幹は根を張り安心を感じることが出来ます。

ママよりパパの方が体が大きいからというのが理由ではないですよ。

まぁ、それもあるんですけど、最大の理由はパパは出産をしていないから!

 

出産という命を懸けた大仕事を終えたママは骨盤がゆるゆる、腹筋は崩壊状態。そんな体では立っているだけで辛いんです。自分が立っているのも辛い状態なのに、約3kgの物体(赤ちゃん)を抱えているなんて辛すぎます。

それは抱っこされている赤ちゃんも不安になることがあります。

ニコベビーのレッスンを受けたご夫婦なら簡単に想像ができるでしょう?パパが抱っこしていた時にはあんなにスヤスヤ寝てふわふわの体になっていた赤ちゃんが、ママの抱っこに変わったとたん、カキーンと体が硬くなったのを。

ママの体は大きな手術をした後くらい、大大ダメージを受けています。だから仕方がないんです。夫をパパにするためにも、ママは安心して赤ちゃんをパパに預け、ゆっくりと体を休めましょう。

 

パパが赤ちゃんを抱っこするメリット

1.リラックス

パパがキレイな抱っこが出来るようになることで赤ちゃんもリラックスできますが、同時にママのリラックスにもつながるのです。

ここで注意!

パパのご両親がもしいる状況なら、じぃじばぁばに頼り切っちゃダメですよ。

ママの産後は通称ガルガル期。産後のアンバランスな精神状態で赤ちゃんを守らなくちゃ!という気持ちが強く働くと、他人に赤ちゃんを触られたくないこともあるんです。

パパにとっての大切なご両親だけど、ママにとっては他人。この時期だけはママの気持ちを第一に理解してあげましょう。

 

2.父性が目覚める

最初は突然現れた得体のしれない宇宙人のような我が子かもしれません。

でも抱っこして自分の腕の中で気持ちよさそうにスヤスヤ寝て、反射であろうとたまにエへっと笑ってくれて。

かわいいです。癒されます。

オムツ替えたり、話しかけたり、抱っこしているうちに、だんだんと、本当に少しずつ、父性が目覚めてくると思います。

 

3.妻の大変さがわかる

一日中こっちは仕事で疲れているのに妻は寝ているだけ。なんて思っているあなた!

一日中赤ちゃんと一緒に過ごしてみましょう。

想像していた以上に大変です。

何が大変ってまず自分の思い通りに過ごせなくなります。3時間ごとの授乳だったとしても、その間にはおむつを替えて、あ~汚れてたなんて洋服も着替えさせて、授乳の準備をしているうちにまたウンチが出て、飲ませたらまたウンチ、着替え、、、寝かしつけておいたと思ったらまたすぐ泣く。寝たければ寝ればいいのに意味不明に泣く。そして授乳。。

はい、一日エンドレスの無限ループ。

自分の好きなように食事をして、ゆっくりトイレに入ってなんて時間は取れません。1か月は湯船につかって体を癒すことすらできません。すべて赤ちゃん軸で動きます。これって慣れていないとかなりのストレスです。

妻たちはそんな毎日を、出産という大きな役割を終えて消耗しきった体でやっていかなければならないのです。

 

だから!ママの体の回復のためにも無事に出産を終えた感謝の気持ちを伝えるためにも抱っこの仕方を覚えましょう。

 

パパ抱っこの注意点

1、男のゴリゴリ腕は邪魔

「腹は出てるし、鍛えてもない!」

筋肉とは無縁の生活を送っているパパだとしても、赤ちゃんにとってはゴリゴリ腕に感じているかも。

女性の腕とは違い骨も太く、肉も硬い男の腕は抱っこの腕としては硬くて質感も悪い。普通に抱っこしたら赤ちゃんはママの抱っこを求めてしまう。

リラックスしたその先にある腕になるための工夫とは?

「抱っこは腕でするものではない!肩甲骨でするものだ!」

腕を動かそうとすると腕が緊張してしまいます。肩甲骨を動かして抱っこしようとすると腕に意識しなくなり、無の力で抱っこできるようになります。

無の抱っこを手に入れましょう。

 

2、姿勢が大事

赤ちゃんにとってもパパにとっても姿勢はとても重要な要素になります。

もし自分の身体が捩じれていたり左右非対称になっていたり、腕や足がバラバラだったりしたら?そんな姿勢で生活したらと想像してみてください。

心地いいですか?リラックスできますか?相手に微笑みかけられますか?

 

「いつになったら気づいてくれるんですか?この愛想笑いについて!」

僕なら怒りまくっていますね。快適でない抱っこをされている世の赤ちゃん達はみんな必死に眉間にシワを寄せてギャン泣きして訴えてます。

相手のことを自分に置き換えて考えてみると分かりやすいです。

抱っこする方も歪んだ姿勢、力を入れた腕抱っこだと疲れてきますので辛いと感じたら正しく抱っこ出来ていないと思って良いと思います。

楽な姿勢を保つことはお互いにとってとても大切なことになります。

 

正しい抱っこ姿勢とは?
  • 腕に力が入っていないこと。
  • 手首に力が入っていないこと。(腱鞘炎には100%なりません。)
  • 立ち姿勢がキレイなこと。(肛門をしっかり締めて立つ)

 

3、自信をもつ

これでいいのかな?

不安いっぱいで抱っこしてるパパ。

僕もそうでした。

 

こんなに小さい赤ちゃんを抱っこする人生の中で初めての経験でビビっていることでしょう。

腰が引けている臆病ものなんですよ。男は…。

母性を育み、体の変化、感情の変化を出産までに経験したママが出来る当たり前とパパが今できる当たり前を一緒にしてはいけない。

パパはママと比べてはいけない。

やれることから始めよう。

抱っこから始めればいい。

 

ママへのお願い

パパもパパになろうと頑張っています。

でもママと同じスタートラインで親になるのは努力しても難しいんです。

 

ママが頑張って覚えてきたおむつ替え、寝かせ方、着替えさせ方、パパには未体験ゾーンです。

全てのことを初心者に優しく伝えるように、褒めながら、楽しみながら教えてください。そうすると男はやる気になります!

立派なパパに育て上げるためにも、ママも協力してください。

 

パパが抱っこしないと泣き止まない!

そんなこと言われてみたくないですか?

赤ちゃんは嘘をつきませんよ。

腕の中であっという間に寝てくれたら自信がつき育児が楽しくなります。

 

男の抱っこのおさらい

赤ちゃんは両腕で輪を作り抱っこします。

その輪の大きさがポイント!

赤ちゃんの首からお尻までがちょうど納まる大きさがベスト。

小さいと窮屈だし、大きいと落ちそう。

 

その為に肩甲骨を使う

 

背中を丸めると肩甲骨が出て肩が前に出てきます。

その分、腕が伸びて一回り大きな輪が作れると思います。

捩じれや歪みのある抱っこは腕で作った輪の大きさが主な原因になります。

これで無駄な力が抜け赤ちゃんを持つイメージから支えるイメージに変わります。

支える事で重み軽く感じます。

練習しよう

それでも上手く体が使えない人様に練習方法を考案しました。

想像してください。

10年ぶりの再会。

遠くからお互いが走り出す。

そして抱きしめ合う・・・・瞬間!!

ストップ!

前のめりで手を前に出してますよね。

その腕、肩位置、背中の丸み大切です。

コマ送りで抱きしめてください。

その姿勢をキープ。

それが正しい腕の使い方になります。

この続きはニコベビーの個別レッスンネンネと抱っこの個別レッスンで習得しましょう。