「子育て」はいつになったらラクになるの?その1 の続きです。

でもやっぱり、ラクに楽しく育児はしたいよね!

子育てをどうやったらラクに楽しく感じることができるか?

感じることが大切!

全ては陰陽。バランスが大切

私の場合、とにかく寝てくれない赤ちゃんがいたからこそ、赤ちゃんがスヤスヤと寝ることに喜びと感謝が生まれました。

赤ちゃんが寝てくれるってだけで、心も体もこんなに楽なんだと知ることが出来ました。

1人目からスヤスヤと良く寝る赤ちゃんだったら、「寝る」ってことだけで感動できなかっただろうし、当たり前のことだと認識していたと思います。

苦しみを経験するから幸せの有り難みが分かる。
苦しむことは幸せになるためのプロセス。

美輪明宏

晴れている日は嬉しいけど、晴れの日ばかりじゃ大変。恵みの雨も大切。

雨ばかりの梅雨の合間にお日さまが見れたらそれも嬉しい。

陰と陽、どちらも「ばっかり」じゃ辛いしつまらない。両方を知るからこそ、それぞれの大切さも知ることが出来る。

だから、育児の辛い、苦しい、不安などは、決して無駄な経験じゃないと思います。無駄じゃないけど、それを活かしていくために、知っていくことも大切。

1.過去から自分気持ちを知ろう!

その1でも書いたように、今まで生きていた経験によって、どんなことが辛くてどんなことが楽に感じるか、も変わってくるでしょう。

また、体験や経験だけじゃなく、その人が生まれ持った性格や性質にもよるところもあるでしょう。

ちょっと振り返ってみて、例えば赤ちゃんを欲しいと思っていた時、結婚するって決まった時、美味しいものを食べている時、小さい時にお母さんと手をつないで歩いていた時など。

どんなことでも振り返ってみると、過去の記憶から今の感謝や喜びにつながるかもしれない。辛かった記憶もよみがえってきて、なんでそれが辛かったのか今なら言葉に出来るかもしれない。気持ちを具体的にしていくと心の整理が出来て来て、どんな時にどんな気持ちになるのか自分のことの理解が深まってくると思います。

2.自分のキャパは?限界を知ろう!

辛い、苦しい、悲しい、大変など、限界は人によって全然違います。

「あの人はあんなに頑張っているんだから、私だって!」

なんて、無理する必要はありません。もっと自分のことを知って、心を労って、体を大切にしてあげましょう。「私」の事を一番理解して、一番大切に出来るのは「私」です。

限界を超えてしまったら、それこそ心身ともに病気になってしまうかもしれません。

3.周りのサポートは?助けてくれる人を探そう!

私あっきーはありがたいことに、夫、両親、義両親など、身近な人からの協力や援助がありました。

2人目、3人目と夫がどんどん父親としての力を発揮していき、4人目には夜中に赤ちゃんが泣くと、オムツ替えをしてから私を起こして授乳だけで済むようにしてくれるほどに。

今でいう「ワンオペ」育児だったら、私は倒れて寝込んでいたでしょう。

実際に1人目で限界を知らなかった私は2人目以降、起き上がるのが出来ないほど疲れ果ててしまった日が多かったので、夫も仕事を辞めて自営業を一緒にやることになり、今では仕事家事育児の全てを任せています。

もし家族や身近な人に頼れなくても、ファミリーサポートやドゥーラ、ベビーシッターなど、助けてもらえる制度はあります。

産後は特に、自分の身体も心も生活もいろんなことがガラっと変わる時なので、ぜひ頑張り過ぎずに周りの援助を求めて欲しいです。妊娠中なら、助けてもらえるところを探しておくことも大切です。

ゆとりが持てるようになると、心も体もラクになってきます。

赤ちゃんの寝ること、泣くこと、姿勢、発達についてはニコベビーでも力になります!

4.有益な情報を得ることと取捨選択

知らない、わからない、だから不安になります。

ゴールが見えないから苦しくなります。

無知は残酷なこともあります。

泣き止ませるためにあらゆる方法を試した私は、それでも泣き続けて寝ない我が子に「こんなにしてあげてるのに!」と落胆。泣きやませられる方法を知らなかったから、いつまでも続くんじゃないかと苦しかった。

でも、生後4ヶ月になって初めてベビースリングを知り、見よう見まねで作って抱っこしてから本当にラクになりました。スリングで抱っこしていれば、赤ちゃんは泣き叫ぶことがほぼなくなり、私は両手と時間の自由を得ることができたからです。

また、1人目では「泣く=ツライ」だったのが、4人目では泣いても何しても全てがかわいく感じました。

それは泣きやませる方法を知っていたし、助けてくれる人、アドバイスを求められる先生がいたことなど、知識と経験と援助があって心強かったからなのも理由の1つです。

今はネットでたくさんの情報を得ることができます。多すぎて取捨選択が難しいくらいです。

育児はその人生が終わるまで、成功か失敗か、正解か間違えかなんて分かりません。

だからこそ見返りは求めず、自分が思うように、楽しいように、今世は一度きりの人生なのだから、後悔がなるべく少なく生きていきたいです。

「今」を楽しもう♪

悩もうと思えば悩むネタはつきませんね。

辛い、苦しい、大変、と思えば、辛く苦しく大変な経験となります。

同じことでも楽しさを見いだせると、途端にステキな経験へとなります。

以前ご一緒したPTA役員だった方達は、とっても楽しそうに活動されていました。「PTA=面倒臭い」と思っていた私にとっては新たな発想です。面倒と思って取り組むよりも、楽しく思えた方がステキな時間が過ごせます。

我が子の産まれたばかりの写真、笑うようになった声、運動会で走っている動画、過去の我が子って全てが愛おしくてかわいく感じませんか?

それを常に、「今」に感じるんです。

もちろん、辛いこと、面倒なこと、大変なこともあります。でも、何か気持ちを切り替えられるキッカケを見つけておくんです。誰かとおしゃべりするとか、好きなものを食べるとか、好きなアロマの香りをかぐとか、無心になってお掃除するとか、だただたグータラするとか。

常に「今」を感じられるようになってくると、感謝の気持ちや喜び、感動もどんどん増えてきます。

4番目の末っ子は小学4年生で生意気なことを言うようになっても、やっぱりかわいいです。2番目3番目は中学生で若干反抗期っぽくイライラすることもあるけど、それでもかわいい。1番目は19歳になるけど、まだまだかわいい。

私の場合は育児の一番最初でつまづいた経験があったから、子どもたちが「今」も愛おしいです。

子どもが生まれたから、自分1人だけでは見えなかった世界に出会えることが出来たのです。いろんな経験が出来て、視野が広がって、思考が多様になってきます。

子育てを通して「私」が成長しているんですね。

だんだんと育児が「ラク」「楽しい」って感じてくることが増えてきます。