台風19号ハギビス

大型で「猛烈」な勢力で接近してきた台風19号。

ニュースでも連日、最大級の警戒をするように呼び掛けていました。

これまで経験した事の無いような重大な危険が迫っている。

 

台風が発生する半日~1日前には体調が悪くなる私ですが、19号が発生する前日の5日夜は起き上がれないほどグッタリ。

普段はなんとかなるだろうという気持ちでいつもやり過ごしていましたが、今回ばかりはただ事ではないと準備をしました。

我が家の台風対策

10日までに買い出し&点検

  • 水20リットルの容器
  • 電池
  • 養生テープ
  • ポータブルバッテリー
  • ポット、水筒を洗う
  • ランタン、懐中電灯、ラジオのチェック
  • 段ボール集め
  • リュックの用意

前日11日にしたこと

  • 飲料用容器に水を入れる(出来るだけ空気を抜く)
  • 持っているポットにお湯を入れる
  • お風呂にお湯をいれる
  • 雨戸を閉める
  • 雨戸の無い窓や扉に養生テープと段ボールを貼る
  • お店のバッテリーは落とす
  • 冷凍庫の中身を1つにまとめる
  • お米を多めに炊く
  • おでんを作る(夫が夕飯に食べられるようにと)
  • 外付けHDDを家の一番高い位置へ
  • 大切なものはジップロックに入れて高いところへ
  • 1階の大切なものはとりあえず2階へ
  • ベランダの物干し竿などを家の中へ
  • 植木鉢は壁につける

水はすでに売り切れていたので、水を入れる容器を購入。

1人1日3リットルx3日分が目安で

7人x3日x3リットル=63リットルも我が家は必要です。。

12日 避難勧告が発令

12日(土)am7には緊急速報メールで避難勧告が発令。

 

ペット(うさぎ)は近所の避難所へは連れていけなかったので、

車で台風が抜ける関西以西へ逃げようかとも話していたのですが、

いろいろと考えると無理だろうとなり、まずは第一弾で私と夫と避難所へ。

 

ウサちゃんはかわいそうだけど、お留守番でお家の2階に避難。

ただ、とっても人見知り場所見知りをする子なので

避難所へ連れて行くのもちょっとかわいそうな気もしていました。

am10。まだ雨風が弱いうちに、荷物を運びこむ。

 

ちょうど校舎3階のお部屋がいっぱいになったところだったので、

4階のお部屋に案内され、

地域の方たちと机を移動して用意してくださったブルーシートを敷きました。

毛布も用意してくださってとてもありがたかったです。

だいたい1部屋20人くらい。

第2弾で子どもたちも移動。

避難用のマットとヨガマットを敷いて7人がとりあえず寝られるスペースを確保。

こういった点も早めに避難所へ移動して良かったなと思います。

 

第3弾で夫と義母がおにぎりや前日作ったおでんなどを持って避難。

避難所の登録用紙(?)に住所や名前を記入しました。

避難所へ持って行ったもの

  • 着替え(移動で濡れた時や避難が長引いた場合に)
  • ランタン、懐中電灯
  • ラジオ
  • 電池
  • スマホ
  • ガラケー(ワンセグでテレビが見られるので便利)
  • 充電器
  • 飲み物(お湯、お水、ジュース、ティーパック)
  • 食べ物(おにぎり、おでん、おかし、カップ麺)
  • お皿、コップ
  • ビニール袋(断水してお皿が洗えない場合にかぶせる)
  • フォーク
  • ゲーム(switch、DS、トランプなど子どもたちが用意)
  • 現金
  • 通帳
  • 印鑑
  • ヨガマット、避難用マット
  • ブランケット、毛布
  • 箱ティッシュ
  • ウェットティッシュ
  • トイレットペーパー
  • おねしょパット(余っていたもの、何かに使えるかなと思い)
  • 歯ブラシ
  • マスク
  • メガネ
  • 上履き(スリッパとスニーカー)

幸いにも断水や停電はなかったので今回は使わなかったものもありますが、

万が一に備えて少し多めにいろいろと持っていきました。

 

バックパッカーをしていた時の大きなリュックに

できるだけ1つにまとめられるように詰め込み。

避難所が近いので何度か往復しましたが、

もう少しコンパクトにまとめる必要があるなと思いました。

 

現金、スマホなどは持ち歩くように小さいバッグも。

避難所では

子どもたちにも荷物は自分たちでまとめてもらって持たせたので

しっかりとゲームや遊ぶものを持ってきていて

怖がることも心配になる事もなく過ごせたので良かったです。

 

夜になってくると避難所へ来る人も増えてきて

自然と子どもたちが集まって遊んでいました。

その点も変に恐怖心を与えることがなく、良かったと思います。

 

大人はテレビやラジオ、読書や寝て過ごしました。

小田原の駅弁で有名な東華軒さんからお弁当の差し入れもありました。

ありがとうございます!

避難所での問題点と今後について

近所の避難所の小学校、とっても古いのです。

雨風が強くなってくると、窓ガラスがガタガタして風が入るし

雨も入ってきてカーテンや床までびしょびしょに。

念のため持って行ったおねしょパッドは全く役に立たないくらい。

 

万が一窓が割れると危険なので、

避難所用にも養生テープなどを持っていけば良かったかなと思いました。

 

そして、一番上の画像の通り、目の前が海なんです。

海からの風がもろにあたるので、

ニュースで小田原中継していた映像よりも雨風が強かった感じがします。

もしも津波警報で非難する場合、やっぱりこの場所は怖いです。

 

そういったことでご近所でも自宅待機をしている方が多かったです。

エアコンがついたので快適には過ごせましたが、立地と建物の古さがどうしても不安。

 

それでも、いくら頑丈に作った木造のお家よりも

鉄筋コンクリートの建物の方が水害の場合は安全だと信じ、

今回は避難しました。

上履きを持ってきて!

災害用にいろいろと用意してくださってますし、

民生委員さんや市役所の方がいろいろと対応にあたってくださってますが

やっぱり必要なものは自分で用意が大切だと思いました。

 

特に、上履きは持ってきた方が良いと思います。

 

衛生面では、

裸足や靴下で廊下も歩いている人たちがそのままブルーシートの上も歩いたり

せっかく敷いたマットや毛布の上なども乗られたのでちょっと気になる。。

 

安全面では

やはり万が一窓が割れたり、浸水した場合に危険です。

我が家は移動しやすいようのスリッパと万が一用の中履き用のスニーカーを用意しました。

 

地震などと違って、今回は台風で準備する時間もあったし、

食べ物などや毛布と違って分け合ったり共有することも難しいので

ぜひ1人1足、上履きを用意してほしいなと思いました。

災害に備えて

我が家は氾濫危険の出ていた山王川と酒匂川に挟まれ、海もすぐ近く。

 

今回はここら辺では人命にかかわる大きな被害にはなりませんでしたが、

もし川が氾濫したら、、、

ニュースを見ていても逃げられる自信はありません。

 

そして、いろいろな事情で避難所まで行けない人もいると思います。

浸水して逃げられなくなった場合、

ヘリコプターやボートでの救助をお願いすることになります。

 

そんな場合にも、自力で移動できる我が家は率先して事前に避難し、

救助する人とされる人の邪魔をしないようにしたいと思いました。

 

雨風が落ち着いてきた夜に帰った人たちもいましたが

我が家は川の氾濫の危険がおさまるまで一晩過ごしました。

翌朝には海も穏やかになり、

雲一つない水平線からの朝日がとてもキレイ。

 

部屋で一番最初に来て一番最後に帰ることとなったので

お世話になったブルーシートや毛布をまとめて帰宅しました。

 

いろいろと調べて用意したつもりでも

実際に避難してみると気づくこともあったし

さらなる準備が必要そうです。